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Blogスタッフブログ

2024/01/18 コラム

換気扇で光熱費が下がる?意外と大事な換気で知っておくべきポイント

 

換気扇はあまり新築時に注目されないアイテムではありますが、実は人にも建物にも影響を与える設備。1種換気と3種換気での換気方式による違いや、熱交換型換気扇のメリットなども紹介していきます。新築時には、当記事を参考に換気設備を選びましょう。

 

 


 

 

今回は、光熱費を下げたり、快適性をアップさせることができる換気扇について紹介していきます。

新築を考える時、キッチンやインテリアは選んでも、換気扇をあえて選ぶことは少ないかもしれません。

しかし、知っておくとこんなに違う換気扇のポイントを、わかりやすく紹介していきます。

それでは、今回の記事の要点から見ていきましょう。

 

 

 

 

・住宅の換気には1種換気と3種換気という方式があり、一般的には3種換気タイプが多いですが、今回紹介する「熱交換型」の換気扇は1種換気になります

・1種換気により室内の空気が「しっかり」入れ替わり、人の健康にも好影響だけでなく建物が長持ちする効果もある

・熱交換とは、室内と室外の空気を入れ替える時、空調で調整したエネルギーをムダにしない換気方式

・熱交換の効果としては、愛知県のような温暖地では、冷暖房費を年間で約3割程度抑制できる可能性がある

 

 1. 住宅換気の初歩的なポイント

 

 

 

住宅の換気と言えば、トイレやお風呂で回っている換気扇を想像する方もいれば、キッチンのレンジフードを想像する方もいるでしょう。

そのトイレやお風呂の換気扇は、室内の空気を外に排出する排気で、一般的によく使われている換気方式となっています。 

法律(建築基準法)で、24時間換気扇を稼働させることが基本的に義務となっている換気扇を「24時間換気」と呼びます。

 

一方、レンジフード(キッチンの換気扇)は一時的に使う換気扇なので、局所換気と呼ばれています。 

この24時間換気には、実は大きく分けて2種類の方式があります。

 

ここでは、24時間稼動しっぱなしになっている、メインの換気扇である「24時間換気」について深堀していきます。

1-1. 換気方式のちがい

 

住宅における24時間換気の具体的な方法には、1種換気と3種換気と呼ばれる2つの方式のいずれかが採用されます。

 

画像引用:パナソニック

 

1種換気:給気と排気、両方を換気扇(機械換気)を使って行う

3種換気:排気のみで換気扇(機械換気)を使って行い、給気は給気口から自然に取り入れる

 

現在、住宅市場全体としては約2割ぐらいが1種換気、約8割ぐらいが3種換気を採用しており、過去から排気のみで換気扇を使う3種換気が主流となっています。

ここで2種換気はないの?と思う方もいるのではないでしょうか。

 

2種換気は、給気で換気扇を使って排気は自然排気させる方式となっていますが、住宅には壁内結露などの様々なリスクの可能性があるため、一般的には採用されていません(病院の手術室等の特殊環境のみ)

そのため、排気だけを行う3種換気、もしくは給気・排気両方の換気を行う1種換気のいずれかが採用されます。

 

続いては、それぞれの換気方式の違いによるメリット・デメリットも見ていきましょう。

1-2. 1種換気のメリット・デメリット

 

画像引用:日本住環境

 

1種換気には様々な方式がありますが、一般的なメリット・デメリットは以下の通りです。

 

 

1種換気の

メリット

・外部条件に左右されず、空気の入れ替えがしっかりできる

・熱交換型換気扇を使うとエコ(※後ほど詳しく解説します)

・ダクト式の場合)壁に給気口を空ける必要がないため、遮音性が高くなる

1種換気の

デメリット

・3種換気に比べて機器代が高額になる可能性がある

・ダクト式の場合)ダクトの経路設計で天井高さが制限されることもある

1種換気では、上記のように換気扇本来の換気能力を発揮しやすく、家の中の空気を淀みなく換気できることが最大の特徴です。

また、1種換気により室内の空気が「しっかり」入れ替わり、人の健康にも好影響を与えるだけでなく、建物が長持ちする効果もあります。

そして換気以外のメリットとしては、壁に給気口がなくなるため、外の音が入ってきにくい、または室内の音が外に漏れにくいという側面もあります。

 

一方で、デメリットとなるのはコストです。 

単純に排気だけを行う3種換気に比べて、給気にも換気扇を用いていることから、コストは上がってしまいます。

 

ただ、後述するさらなるメリットを踏まえて総合的に考えていくことが大事です。

1-3.3種換気のメリット・デメリット

 

画像引用:日本住環境

 

一般的な3種換気も特徴を紹介していきます。

 

3種換気の

メリット

・1種換気に比べて機器代が安いことが多い

3種換気の

デメリット

・家の気密性、部屋の間取りや窓の開閉などの外的な要件で、換気が計画通りできないことがある

・デザイン性に配慮された換気扇が少ない

一般的に3種換気は、簡易的に設置できる反面、実は本来必要な部屋全体の換気が実際にできているか?これは少し疑問です。

 

 

その理由は、排気する時に空気は近いところから引っ張られる性質があり、上図のように排気の換気扇を回していたとしても、例えば窓が開いていたり、建物の隙間から風が出入りしてしまうからです。

それに対して、1種換気の場合は、このような外的な要因に左右されにくく、換気がしっかりできます。

 

 

換気が滞ると、室内のCO2(二酸化炭素)の濃度が上がりやすく、ボーっとしたり、家族に感染症がある場合、うつりやすくなります。

また季節によっては、換気は湿気を排出する働きもしており、ジメジメを排出することで建物の長持ちさにも影響します。

 

2. 熱交換型の特徴を知ろう

 

画像引用:Shikishima-town

 

続いて、換気の話をする際に忘れてはいけないポイントである、熱交換について紹介します。

熱交換とは、室内と室外の空気を入れ替える時、空調で調整したエネルギーをムダにしない換気方式です。

一般的な換気の場合、例えば冬で外気温が0℃のとき、その冷たい空気がそのまま室内に入ってきます。

しかし熱交換型換気の場合、室内の熱を利用しながら、外から入ってくる空気をあたためて換気を行います。

これは1種換気のみでできる方式で、光熱費を削減できるメリットがあります。

2-1. 温暖地では冷暖房費を約3割削減

 

出典:パナソニック

 

熱交換の実際の効果としては、冷暖房費を年間で約3割以上抑制できる可能性があります。

エアコンをたくさん稼動している場合(1日中付けっぱなし)、その効果は大きくなり、冷暖房費を約半減させるシミュレーションになっています。

間欠運転(1日の中で止めたり、運転したりする)の場合、冷暖房費の削減率としては約3割程度となります。

2-2. 年間で使うエネルギーの中で暖房が占める割合が高い

 

出典:一般社団法人 日本サステナブル建築協会

 

一般的な家庭において、1年間で使うエネルギーの中で一番多いとされているのは「給湯」です。

そして、次いでエネルギー消費が多いのが「暖房」となっています。

この暖房に関するエネルギーを3割削減できるだけでも、財布にもやさしい効果であると言えます。

昨今は、光熱費も高騰しており、換気扇によって光熱費を無理なく節約できる点も覚えておくと良いでしょう。

3. おすすめの熱交換型の換気扇

 

出典:パナソニック

 

大信でも採用している、パナソニックの1種熱交型換気扇です。

給気の通路に2層のフィルターが入っており、1つ目が虫などの大きなゴミを取り除くフィルター、そしてPM2.5などの細かいゴミを取り除くフィルターです。

 

出典:パナソニック

 

1つ目の虫取りフィルターは、掃除の際に虫が落ちてきたりしないようになっており、掃除がしやすい工夫がされています。

また、温度交換だけでなく湿気の交換もしてくれるため、夏・冬に湿気の調整をしてくれます。

4. まとめ

 

大信では、このような換気にも配慮した住宅を設計・建築しており、人にも家にもやさしい仕様になっています。

また予算の兼ね合いもあるため、みなさまのご希望に添った形でのご提案も可能となっていますので、優先順位なども考慮しながらご提案していきますので、ご安心ください。

 

気になった方は、ぜひ愛知県西尾市の大信までお気軽にご相談ください。

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