2024.04.29 Monday
知っておくとトク!水まわり設備の賢い選び方(システムキッチン編)
Category : お役立ちコラム
造作キッチンとシステムキッチン、どっちがいいの?またキッチンのスタイルは対面?アイランド?キッチンのプランに悩んでいる方におすすめの記事です。キッチンは様々なタイプ、メーカーがあって選べない!という方にも是非読んでいただきたい内容です。
今回は新築時にショールームなどを訪れて決める水まわり設備について、賢い選び方のコツをお伝えしていきます。
その中でもシステムキッチンについて今回は深堀りしていきます。
自分に合ったキッチンを上手く探したいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
それでは、今回の記事のポイントから見ていきましょう。
1. 造作キッチン or メーカー既製キッチン
まずは、キッチンの選び方の大きな分かれ道となってくる「造作キッチン」か「メーカー既製品」かの選択についてです。
一般的にはメーカー既製品が圧倒的に主流ではありますが、それぞれの特徴を見ていきましょう。
1-1. 造作キッチンはフルオーダーでデザイン重視
画像出典:ekreaParts
造作キッチンは、デザイン性を徹底的にこだわりたい方におすすめです。
住宅会社によっては得意な会社もありますが、フルオーダーであるがゆえにインテリアとマッチしたキッチンを作り上げることができます。
また、世界に1つだけのキッチンということもあり、デザインはこだわればこだわるだけ魅力的になっていきます。
一方、コストについては一品一葉のため、既製品に比べると圧倒的に高く、機能性についても価格の割には…、という側面があるケースが多い印象です。
1-2. メーカー既製品のキッチン
画像出典:パナソニック
キッチンメーカーと聞くと、以下のようなキッチンメーカーがあります。
・パナソニック
・LIXIL(旧サンウェーブ・旧INAX)
・タカラスタンダード
・クリナップ
・トクラス(旧ヤマハ)
・TOTO
このあたりのキッチンメーカーが一般的となっており、グレードも標準的なタイプから高級シリーズまで幅広く揃っています。
既製品の特徴としては、造作キッチンの反対で機能性に優れており、品質が安定している点です。
工場で大量生産されているようなキッチンのため、寸法や細かい部分の精度は造作キッチンを上回ります。
また、お手入れ性等の機能面に関しても、各社がしのぎを削っており、シンクやカウンターなどの主要部材についての耐久性などもバッチリです。
一方、デザイン性を高めようとすると、どうしても高級シリーズを選ばないと、一般的なデザインになりがちであり、デザイン性やオリジナリティに徹底的にこだわりたい方には不向きであるとも言えます。
2. キッチンの置き方・見せ方
新築においては8割以上が対面型となっています。
一言で対面型といっても、片方が壁にくっついている壁付け対面、もしくはペニンシュラ型と呼ばれる対面キッチンが一番多いですが、壁の有無による違いがあります。
また、アイランドと呼ばれる形態はグルっと回遊できるキッチンで、多くの方が憧れるキッチンの形態ではあるものの、ダイニングキッチンのスペースを多くとる側面もあります。
ここからは、何を重視してキッチンの置き方を決めていくか?によりますが、大きく分けてコスト・デザイン・回遊性(動線設計)の3つを天秤にかける形になっていくでしょう。
2-1. コスト重視であれば壁付け対面キッチン
画像出典:パナソニック
もっともコストが抑えられる形態が、キッチンの前に壁があるパターンです。
キッチン本体価格を抑えられ、壁の造作費用を考えても、ペニンシュラ型より安く抑えることができます。
各社の標準的なグレードのキッチンで、壁付けとペニンシュラの差額は30~50万円以上(キッチン本体の定価)にもなります。
また、壁付けキッチンは壁自体に壁材(木質内装材や石材など)でおしゃれにコーディネートすることもできるので、壁付けキッチンでもコーディネート次第ではおしゃれに魅せることもできます。
デザイン性はペニンシュラ型、もしくはアイランド型の方が見栄えはよくなりますが、最終的には間取りおよび費用とのバランスになってきます。
3. どのメーカーにするか問題の解決方法
新築でショールームを回っているときは、楽しい時間である一方、たくさん回っていると段々疲れてくる方も少なくありません。
当社でも、たくさん回ったものの結局どこのメーカーが良かったのか分からなくなってきた、と悩む方もみえます。
そこでメーカーを選ぶ基準として、住宅会社のおすすめ(標準仕様として採用している会社はリーズナブルになりやすい)もしくは、気になるメーカー特有の特徴で決めていくとよいです。
3-1. 住宅会社の標準仕様のメーカーを素直に採用する
多くの住宅会社で標準仕様としてメーカーの既製品を設定しています。
標準メーカーは、標準的に採用するが故にリーズナブルに納品されている可能性が高いです。
そのため、標準仕様外のメーカーを選ぶと、同じような定価にしても最終的な工事費用が変わってくることも。
特にそこまでこだわりが無ければ、標準仕様のメーカーから選ぶのが無難です。
3-2. 選びたい方は、メーカー特有の特徴で選びましょう
反対に、標準以外のメーカーも色々見たい!という方は、全部訪問しているとさすがに疲れてしまうことも考えられますので、まずはインターネットで各社のサイトを見てみましょう。
そうすると、各社独自の機能などが紹介されており、その機能などが気になったメーカーのみ足を運ぶと良いでしょう。
例えばパナソニックであれば、トリプルワイドコンロ(3連IH・3連ガス)であったり、タカラスタンダードであればホーロー製面材であったり、と得意な特徴があります。
気になる会社のみの訪問でも複数、見学に行くと意外と疲れるので絞っていくことをおすすめします。
4. カップボード(背面収納)にこだわる
画像引用:パナソニック・カタログ
キッチン本体に意識がいきがちですが、対面キッチンの場合、カップボード(背面収納)の方がリビングから見えやすい、ということを忘れてはいけません。
そのため、カップボードのみ高級なシリーズにする、または扉で隠したりする仕様にすることでオシャレさをアップすることができます。
また、トータルコーディネートに違和感がない程度であれば、キッチン本体とカップボードのメーカーを変えることも問題はないですが、出来れば合わせた方が取手の形状等で使い勝手の違和感は防げるでしょう。
一方で昨今は「見せる収納」を活かす、オシャレな家電も流行っており、バルミューダのようなデザイン性の高い調理器具を置いて楽しむ方も増えています。
扉を設ける収納は扉でスッキリ生活感を消せる一方、普段の使い勝手は引戸の設計に左右されるでしょう。
一方のオープンな見せる収納は、家電やおしゃれな食器などを飾ったり、すぐに取り出しやすいような機能的なメリットがある一方、生活が出やすい側面もあります。
見せる収納・隠す収納、それぞれのメリット・デメリットを考えつつ、検討してみてください。
5. まとめ
西尾市で建売・土地の販売を展開している大信では、パナソニックをはじめとした設備機器を標準品として取り揃えています。
建売でもおしゃれに仕上げている点が好評で、特に水まわりの設備機器のグレード・仕様が充実している点は、契約いただいた方からも好評な点の1つとなっています。
ぜひ、気になった方はお気軽に大信の建売・モデルハウスをご見学ください。