2024.08.12 Monday
住んでから後悔するコトとは?後悔を減らす新築時の注意点とは
Category : お役立ちコラム
新築検討時ではなく、実際に新築に住んでから後悔するポイントを解説。
住宅に詳しいプロが書くリアルな視点から、ご自身でも注意したい内容です。
間取りや使い勝手・収納・費用の3つの分野で、後悔した人の教訓から学ぶポイントを紹介していきます。
今回は新築を計画している時点では気づきにくい、住んでから後悔しやすいポイントをお伝えしていきます。
建売でも注文住宅でも共通している点が多いため、どちらを購入検討している方でも参考になる内容になっています。
なお、今回の後悔ポイントは設計に携わるものが執筆・監修しているため、実際の使い勝手などリアルな視点で解説します。
それでは、今回の記事の要点からみていきましょう。
1. 間取り・使い勝手でよくある後悔5つ
1-1. コンセントの数が足りない・設置位置が微妙
コンセントの数量や、スイッチの位置はよくある後悔ポイントです。
実際に住んでみると、電気で動く家電製品などが思っていたより多く、コンセントが足りないという話は注文住宅の後悔ポイントのあるあるです。
コンセントがあっても2口タイプだと、結局たこ足配線で見た目がよくなく、毎回見るたびにモヤモヤする方も多いようです。
コンセントの数や位置で後悔しないためのコツとしては、実際に使う家電製品などの数量をメモなどで書き留めておくことがおすすめです。
面倒な作業ではありますが、しっかりメモしておくと、必要なコンセントが2口なのか4口なのかが分かります。
1-2.スイッチの位置が微妙
このスイッチの位置は、個人の好みの問題もありますが、部屋の種類やドアの開閉方法によって変わってきます。
例えばトイレの場合、トイレの外側の廊下に付けることが基本ですが、寝室などの個室は部屋の中が一般的です。
その部屋の中でスイッチの入切をするかどうか?で決めるとよいですが、実際普段自分がどうしているか振り返りながら、図面やパースをみて冷静に考えることが後悔につながりにくいでしょう。
また廊下や階段の照明スイッチは悩みが多い箇所ではありますが、センサータイプにすることで解決する場所でもあります。
1-3. 壁は少なすぎると使い勝手が悪くなる
注文住宅での後悔ポイントで開放感が少ないという声がありますが、反対に開放感を重視して窓が多いと使い勝手が悪くなっていきます。
基本的に窓の前にはモノを置かないため、例えばテレビを置く場所、なにかモノを置くためのスペースなどを考えていくと壁は必要最低限以上はあった方がいいです。
また、工法によっては、壁面が多いと家全体を支える力が強くなり、耐震性もアップするという側面があります。
このように窓も多ければよいと言うわけでもなく、適度にバランスよく設計することが望ましいと言えます。
1-4. 和室(タタミコーナー)の必要性
つづいては、和室もしくはタタミコーナーの必要性について冷静に考えることをおすすめします。
昨今は独立した和室を設けることはほとんどなく、和室と言っても畳が敷いてあるリビングに隣接するタタミコーナーが一般的です。
ここについては個々の価値観や好みの問題なので、和室やタタミコーナーを否定するものではないですが、自分たち家族がどういった時に使うか?を話し合ってみることをおすすめします。
例えば「今は」赤ちゃんがいたりして和室を重宝するタイミングかもしれませんが、将来的な時間軸に当てはめて考えていくと、見え方が少し変わってくるのではないでしょうか。
タタミがある部屋のメリットは、クッション性がありごろ寝できることですが、一方で家具を置くには向いていない側面なども考えつつ、必要性について家族で話し合ってみましょう。
1-5. トイレの音が気になる
トイレは間取りプランを考えていると、配置に困る設備でもあります。
トイレに隣接して部屋がある場合、音が気になるという話はよく聞く後悔ポイントです。
収納を挟んで配置するといった間取りでカバーすることもよいですが、下の階に下水へ流すときの音に対する対策も間取りによっては配慮しておくとよいでしょう。
配管に断熱材などをまくことで音が吸収されるため、トイレの下に居室がある場合は、住宅会社に相談してみましょう。
1-6. 天然芝は手入れが大変
庭がある家では、天然芝か人工芝か悩むポイントの1つになります。
天然芝は季節に応じた変化が楽しめたり、天然ならではの良い点がある一方、隙間から雑草が生えてくるというデメリットがあります。
夏場などはしっかり手入れしないと秋頃には雑草で覆われてしまうことも。
価格は人工芝に比べて安いのですが、手入れがしっかりできる方のみにしましょう。
2. 収納でよくある後悔3つ
収納に関する後悔は様々であるものの、大きく注意すべきポイントは下記の3つになります。
2-1. 収納が少ない・整理しやすい動線計画がされていない
単純に収納量が少ないと、これはどうしようもありません。
小屋裏や床下など未利用空間を活用する収納方法もありますが、このような収納方法は一般的に使用頻度の少ないモノを入れておくためのスペース。
そのため、普段使う衣服類やカバンなどの置き場所、そして本や書類などがある方は置き場をあらかじめ設計しておくことがおすすめです。
インテリアの統一性などを考えると備え付けがベストですが、建売の場合は後から収納家具でカバーもできます。
色やデザインなど、合わせやすい収納家具は住宅会社に聞いてみるとよいでしょう。
2-2. 衣類の収納場所(洗面所まわり)がない
洗面と脱衣室を分離するかどうか?これも間取りプランで後悔が多い箇所ではありますが、洗面脱衣室に下着やタオルなどを置く場所がないとお風呂前後の服の始末で使い勝手が悪くなります。
ご家族が普段、どのような場所に収納しているか?によって好みが分かれる内容ではありますが、一般的にはお風呂に入る前に脱いだ衣類をまとめておく場所、そしてお風呂から上がってきてタオルや部屋着などを置く場所があると動線がスムーズになります。
2-3. キッチンのゴミ箱を置く場所・大きさを考えておこう
キッチンの背面収納(カップボード)の中にゴミ箱コーナーをもうけるのか、もしくはパントリーのような場所にゴミ箱を置くのか?は考えておきましょう。
1つ注意するべきポイントとしては、キッチンメーカーの収納に納まる標準的なゴミ箱は「小さいことがある」点です。
ショールームでその大きさをしっかり確認すると共に、小さくて使いにくいと思った時はゴミ箱を置くためのスペースのみを作っておくことが大事です。
ゴミ箱も、燃えるゴミ用・燃えないゴミ用などとゴミ箱をわけている方は、そのスペースの大きさも設計時に、コーディネーターに伝えておくとよいでしょう。
3.費用面でよくある後悔の1つ
最後の後悔ポイントは、単なる予算オーバーなどではなく、外まわり(外壁・屋根)をメンテナンス費用がかかる仕様にしたことです。
ここは、建築時に気づきにくいポイントですが、比較的リーズナブルな外壁・屋根素材はどうしても耐久性が10年程度になってきます。
そのため、購入時の価格は安く済んだと思っていても、塗り替えなどのサイクルが早くくると、修繕費がそのたびに出ていってしまいます。
住宅は建築時のコストだけでなく、住んでからかかる光熱費やメンテナンス費用とのバランスを考える必要があり、この点に気づかずに安い物件を選んでしまうと後悔につながります。
4.まとめ
以上のような後悔からも、まずは新築時には専門的なところから情報を取り入れて、ご自身の家族ではどうなのか?と冷静に判断することが後悔につながりにくいセオリーと言えます。
大信では、このような将来的な後悔を減らすような間取り・設計での建売を特徴としています。
西尾市で50年以上の歴史で培った、デザイン性や使い勝手、ライフサイクルコストのバランス感などを活かした建売を販売しています。
気になった方は、ぜひお気軽に大信まで土地・建売のご相談をください。